2005年に出版された、あの270万部超の大ベストセラー『国家の品格』の著者・藤原正彦氏が「上杉鷹山公」をどう書いたのか、読みたくて買いました。
『藤原正彦の代表的日本人』
新発見は鷹山公の師・細井平洲の講義に吉田松陰の講義との共通点があったことです。
四書五経など書物そのものでなく、それを現実の問題にどう応用するかについて語った、自分自身の意見も語った、という点です。
実は、私が135回やってきた「法律セミナー・法科村塾」でもそれを心がけていました。ただの法律理論だけでなく、法律の是非や実務での論点をよく話していました。実は吉田松陰の講義を参考にしていました。
そして、旧臣たちのクーデター未遂に対して下した「切腹」等の厳しい仕置き。旧臣たちは、鷹山公が黒田如水・長政親子の血を引いている武士であることを忘れていたのかも、と思いました。
藤原正彦氏曰く、ふと鷹山とは「涙の人」だと思った。「涙」が鷹山に理と情、決断力と忍耐力、そして胆力を与えたのだと思った。「涙」の強さを思った。
〜グッとくる文章です。
丸田幸一(まるた こういち) 1962年生まれ
2024年09月12日
『藤原正彦の代表的日本人』
posted by maruta at 23:35| Comment(0)
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2024年09月11日
似てるなあ
ハラミちゃん
音大 → 一般企業OL → ピアニスト
まるたしゃん(マルチタレント・ミュージシャン)
不動産営業マン → 司法書士 → ギタリスト
音大 → 一般企業OL → ピアニスト
まるたしゃん(マルチタレント・ミュージシャン)
不動産営業マン → 司法書士 → ギタリスト
posted by maruta at 09:34| Comment(0)
| 日記
2024年09月10日
司馬遼太郎『歳月』〜江藤新平
今日も夕刊ネタです。
帝国書院の中学歴史教科書に「佐賀の乱(佐賀戦争)」と初めて併記されることになったそうです。
明治政府が挑発した部分も相当あり、むしろ自衛のための戦いだったと捉え直す取り組みが反映されました。
単なる不平士族の反乱ではなく、日本の民主主義の発展の一過程と捉え直す歴史学の潮流も意識されたようです。
ちなみに、「西南戦争」も戦前までは「西南の役」と呼ばれていました。
司馬遼太郎の『歳月』においても、明治政府の挑発の要素を感じますよね。
私は大久保利通が江藤新平を相当恐れていたんだと思っています。
ちなみに明治5年、江藤新平が明治新政府の初代司法卿だったときに制定された「司法職務定制」の第10章に「証書人・代書人・代言人職制」が定められました。現在の「公証人・司法書士・弁護士」です。
江藤新平は司法書士等の生みの親とも言えますね。司法書士の皆さんには『歳月』は読んでいただきたいです。
帝国書院の中学歴史教科書に「佐賀の乱(佐賀戦争)」と初めて併記されることになったそうです。
明治政府が挑発した部分も相当あり、むしろ自衛のための戦いだったと捉え直す取り組みが反映されました。
単なる不平士族の反乱ではなく、日本の民主主義の発展の一過程と捉え直す歴史学の潮流も意識されたようです。
ちなみに、「西南戦争」も戦前までは「西南の役」と呼ばれていました。
司馬遼太郎の『歳月』においても、明治政府の挑発の要素を感じますよね。
私は大久保利通が江藤新平を相当恐れていたんだと思っています。
ちなみに明治5年、江藤新平が明治新政府の初代司法卿だったときに制定された「司法職務定制」の第10章に「証書人・代書人・代言人職制」が定められました。現在の「公証人・司法書士・弁護士」です。
江藤新平は司法書士等の生みの親とも言えますね。司法書士の皆さんには『歳月』は読んでいただきたいです。
posted by maruta at 21:38| Comment(0)
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