経営学 気ままにエッセイ 63
「少子化の最高最大の原因は奨学金、つまり大学の学費ではないのか」
私は、10年以上前からそう思っています。
40年前、私の学生時代、確か私大文系の学費が年間50万円くらい、お金がなかった両親からの仕送りは月5万円、アルバイトで月5万円そして奨学金が月2万7千円(4年合計129万6千円)という状況でした。
当時の大卒初任給が16万円、現在の大卒初任給も20万円位ですね。25%増です。
一方、大学の学費は今、私大文系の学費が年間100万円、100%増の2倍です。これってぼったくりじゃないのか!?今だったら、私は大学には行けてません。大学の学費には、公共料金のような国の規制はないのか!?
そして、私は就職して16年間、毎年12月に8万1千円づつ奨学金を返済してきました。40年前の学生でも16年間奨学金の返済に追われたのです。
大学生の二人に一人が借りている奨学金。2021年度末現在で奨学金を借りている人は約140万人、奨学金を返還している人は約464万人、うち延滞している人は約29万人。約3割が返還延滞経験あり。自己破産の検討経験約1割。自己破産した人約1%。ちなみに2021年の出生数が約81万人。
奨学金の返済を理由に、「出産・結婚を諦めた。」「結婚を考えている相手に打ち明けられない。」「転職を諦めた。」「子供の学費が心配。」など、多くの人々がその返済に悩み苦しんでいる。
また、多くの家庭で「何人大学に行かせられるか。」で家族計画を決めていることから、大学の学費が出生率の最高最大の原因になっている。そして将来、少子化が大学の倒産の原因になる。大学が自分で自分の首を絞めることになる。
最後に、国の予算に占める教育予算の割合が他の先進国の10分の1と言われている政治。税金を増やし借金を増やし人殺しの道具をどんなに増やしても、人が増えなければ国は守れません。50年後に6000万人、100年後に3000万人と予想される日本の人口。防衛費より教育予算の方が先でしょ!アメリカのように奨学金返済を帳消しにする、奨学金の全てを給付型にし勉強しない大学生は退学させる。そんな政策をする政治家はいないのか。

丸田幸一(まるた こういち) 1962年生まれ
2022年12月23日
経営学 気ままにエッセイ 63「少子化の最高最大の原因は奨学金、つまり大学の学費ではないのか」
posted by maruta at 16:20| Comment(0)
| 日記
2022年12月21日
経営学 気ままにエッセイ 62 「職業の社会的信頼をより高めて次の世代に引き継ぐ」
経営学 気ままにエッセイ 62
「職業の社会的信頼をより高めて次の世代に引き継ぐ」
明治5年、佐賀藩の江藤新平が新政府の初代司法卿として定めた「司法職務定制」に証書人・代書人・代言人というものがあります。今の公証人・司法書士・弁護士の前身です。
というわけで、今年司法書士制度も150周年を迎えたわけです。30年前に私が司法書士になって感じたことは、司法書士の社会的信頼が非常に高いということでした。依頼者の皆様が、ほんとに信頼して権利書や印鑑証明書と言った重要書類を初対面の司法書士に事前に預けていただけるのです。
それは、120年間の先輩司法書士が培ってこられた信頼の賜物であり、私は当時その信頼を貶めることなく真摯に執務をしなければ、と思いました。
それと同時に、より一層その信頼を高めて次の世代に引き継がなければ、とも思いました。そのためには、日々の独学、未知の業務へのチャレンジ、自分自身の人間力の醸成などに必死に取り組む必要がありました。
そして30年後、何とかその役割を果たすことができたのではないか、と思っています。私が好きな江藤新平にもちゃんと報告できますね。
20年以上務めた司法書士会の役員や、何百回の研修会講師、市民セミナーや法律コラムや市民法律教室、巡回法律相談の立ち上げ、そして、司法書士が苦手としている「本人訴訟支援」業務や「成年後見人」「債権回収」「債務整理」などなど、思い出せばきりがないです。
私の司法書士会の登録番号は917でしたが、まさに悔いのない司法書士人生でした。
ですが、全ては過去のこと、人生はまだまだこれからです。再び次なる事業に必死に取り組みます。
「職業の社会的信頼をより高めて次の世代に引き継ぐ」
明治5年、佐賀藩の江藤新平が新政府の初代司法卿として定めた「司法職務定制」に証書人・代書人・代言人というものがあります。今の公証人・司法書士・弁護士の前身です。
というわけで、今年司法書士制度も150周年を迎えたわけです。30年前に私が司法書士になって感じたことは、司法書士の社会的信頼が非常に高いということでした。依頼者の皆様が、ほんとに信頼して権利書や印鑑証明書と言った重要書類を初対面の司法書士に事前に預けていただけるのです。
それは、120年間の先輩司法書士が培ってこられた信頼の賜物であり、私は当時その信頼を貶めることなく真摯に執務をしなければ、と思いました。
それと同時に、より一層その信頼を高めて次の世代に引き継がなければ、とも思いました。そのためには、日々の独学、未知の業務へのチャレンジ、自分自身の人間力の醸成などに必死に取り組む必要がありました。
そして30年後、何とかその役割を果たすことができたのではないか、と思っています。私が好きな江藤新平にもちゃんと報告できますね。
20年以上務めた司法書士会の役員や、何百回の研修会講師、市民セミナーや法律コラムや市民法律教室、巡回法律相談の立ち上げ、そして、司法書士が苦手としている「本人訴訟支援」業務や「成年後見人」「債権回収」「債務整理」などなど、思い出せばきりがないです。
私の司法書士会の登録番号は917でしたが、まさに悔いのない司法書士人生でした。
ですが、全ては過去のこと、人生はまだまだこれからです。再び次なる事業に必死に取り組みます。
posted by maruta at 15:33| Comment(0)
| 日記
ずっと健康でありますように
「もっと社会の役に立つ仕事がしたい」という想いで脱サラして司法書士事務所を開業して自分なりに30年間納得のいく仕事ができました。
体力的に60代で司法書士プレーヤーはきついと判断し、今年引退しましたが、人生80年一度きりだと思うと、「若い体力でもう一度第一線で長く社会貢献することはできないんだな〜」と残念な気持ちになります。
今後の体力の範囲で、できうる社会貢献をするしかありませんが、あと何年できるかは未知数です。
現役人生に悔いがないだけでも幸せかもしれませんが、これから健康管理・体力作りに勤しんで、できる限り長く世の中のお役に立つことができたら幸いです。
ずっと健康でありますように
体力的に60代で司法書士プレーヤーはきついと判断し、今年引退しましたが、人生80年一度きりだと思うと、「若い体力でもう一度第一線で長く社会貢献することはできないんだな〜」と残念な気持ちになります。
今後の体力の範囲で、できうる社会貢献をするしかありませんが、あと何年できるかは未知数です。
現役人生に悔いがないだけでも幸せかもしれませんが、これから健康管理・体力作りに勤しんで、できる限り長く世の中のお役に立つことができたら幸いです。
ずっと健康でありますように
posted by maruta at 15:31| Comment(0)
| 日記