プロフィール

丸田幸一(まるた こういち) 1962年3月24日生まれ

事務所名:SOCIAL総合司法書士事務所
住所:〒810-0073 福岡市中央区舞鶴3丁目2番31号 舞鶴栄光ビル401号
TEL:092-716-8658 FAX:092-731-7285

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2021年05月15日

気ままにエッセイ 31 「奨学金」と「分別の利益」

気ままにエッセイ 31
「奨学金」と「分別の利益」
今日は珍しく法律の話です。実は十数年雑誌に書き続けた「法律コラム」でちょっと疲れてたので・・・。(笑)
一昨日の13日に札幌地裁で画期的な判決がありました。
日本学生支援機構が半額の支払い義務しかない保証人から全額の支払いを受け取っていた問題で、半額を超える分の139万円を保証人に返還するよう命じました。
複数の保証人がいる場合、各保証人(連帯保証人でない場合)は等しい割合で返済義務を負うという民法456条の『分別の利益』が適用されたのです。
この判決では、『分別の利益』は保証人が主張しなくても効果を生じるとしたのです。ここが大事です!
日本学生支援機構は、弁護士等がついて『分別の利益』を主張した場合はそれに応じていたようですが、それを知らない保証人には全額を請求していたのです。私に言わせると悪質な取り立てだと思います。
これから全国で日本学生支援機構に対する不当利得金返還訴訟が起こされるのではないでしょうか?

私自身、学生時代に日本学生支援機構(当時は日本育英会)から130万円ほどの奨学金を借り毎年12月に8万円ずつ16年がかりで返済しましたが、なかなか大変でした。

この問題の元凶は、欧米の先進国に比較して10分の1ほどしかない日本の教育予算だと思います。ほんとに頑張っている学生には返済不要の奨学金をもっと増やすべきです。後進を育てない国は滅びます。

ちなみに、これは私が30年前に司法書士試験の受験勉強で使っていた六法です。民法456条にもちゃんと線を引いてますね!今回の判例は、今後の模範六法に載りますね。

「法律は知っている人の味方です。」とは言いますが、「相続放棄」や「消滅時効」などを知らずに人生が壊れてしまった人の話を聞くと悲しくなります。
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posted by maruta at 13:43| Comment(0) | 日記

気ままにエッセイ 30 「プレーヤー」と「マネージャー」

気ままにエッセイ 30
「プレーヤー」と「マネージャー」
私がこの仕事で目指していたこと、それは、「全ての依頼者の方に、弊所の最高の法律サービスを提供する」ということです。
これまで数人の後進の方々にも弊所で勤めていただき、みんな立派に巣立ってくれましたが、私はこれまで全件私自身が担当し、全件私自身の血が流れるように取り組んできました。ですので、仕事量が私のキャパを超えてしまうような宣伝広告はしません。結果、あまり儲かりません。(笑)
そして28年間、常に最前線のプレーヤーだったわけです。その一方で、後進に案件を任せることで後進の実力養成もしないといけませんが、私は後進の育成よりも「全ての依頼者の方に、弊所の最高の法律サービスを提供する」ほうを優先しました。そうすると、必然的に私自身が依頼者の方と接することになるわけです。
ただ幸いなことに、弊所で勤めていただいた後進の皆さんは、ちゃんと私の背中を見て、しっかり実力をつけて独立してくれました。
この年になると「マネージャー」になりたい、という人もいるかもしれませんが、司法書士事務所に「マネージャー」はいりません。所長が「プレイイングマネージャー」だからです。ただのマネージャーに払う給料はありません。所長が一番勉強し、一番汗水流して働くのです。一番多く給料もらってるのですから。
まあ、いろんな考え方があるとは思いますが・・・。
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posted by maruta at 13:41| Comment(0) | 日記