プロフィール

丸田幸一(まるた こういち) 1962年生まれ

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2021年05月31日

気ままにエッセイ 36 「牧場」と「司法書士」

気ままにエッセイ 36
「牧場」と「司法書士」
私のお気に入りの新聞のコラム「経済気象台」にまたいい話が載っていました。北海道の牧場承継の話です。今回譲った経営者は40数年前に買った時とほぼ同じ値段で若い夫婦に売ったそうです。何十年も一つの家族を豊かに支えてなおほぼ同じ価値を持っているということです。
そして実は、それはほぼ同じ価値ではないんです。土地も牛も堆肥や太陽などによって時間と共に豊かさを蓄積しているのです。『一人の経営者の人生で蓄積できる豊かさ』はそう多くはない。いい言葉ですね。まさに農業のあり方とそれへの人間の関わり方ですね。
私がこの記事に心を動かされたのには理由があります。私自身、国家資格たる「司法書士制度」は私の所有物ではなく、主権者たる国民の皆様からお預かりしている預かり物だと考えています。また次の世代にこの「司法書士制度」を承継するときに、私自身が先輩方から承継した時よりも国民の皆様にとってより良い制度に発展させて承継しなければならない、とずっと思ってきました。
果たして私は約30年間の「司法書士制度」への関わり方でこの制度に豊かさを蓄積できただろうか、と改めて想う記事でした。
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posted by maruta at 20:59| Comment(0) | 日記

2021年05月26日

福知山城と『博多座』

福知山城と、一昨年『博多座』の楽屋にいたその城主です。
この写真、その城主の撮影です。お気に入りの一枚です。顔1(うれしいカオ)
次は『NHK大河』です。(笑)
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posted by maruta at 19:43| Comment(0) | 日記

気ままにエッセイ 35 「世界断トツの財政赤字」と「70歳雇用(労働)努力義務」

気ままにエッセイ 35
「世界断トツの財政赤字」と「70歳雇用(労働)努力義務」
2019年の調査によると、60代になっても働く理由の76%が「経済上の理由」です。つまり、貯金と年金で老後の暮らしが成り立つのなら働かないという人が約8割いるということです。みんな経済不安で働いているのです。
年金支給開始年齢は今、原則65歳、来年度から開始時期の幅は60〜75歳に引き上げられます。できることなら55歳から年金をもらいたいですよね。
私自身、来年60歳ですが、理想を言えば60代になったら「経済上の理由」では働きたくないです。
「70歳雇用」が国民のため、労働者のための政策だと勘違いさせられてる気がするのは私だけでしょうか?
この半世紀の失政が「世界一の少子高齢化」「世界断トツの財政赤字」という結果を生み、「死ぬ間際まで働かなければいけない」日本を創ってしまったのだと、私は思います。私たちの親世代は悠々自適な年金暮らしができたのです。
この4月に施行された「改正高年齢者雇用安定法」では、企業に「65歳雇用(労働)義務」そして「70歳雇用(労働)努力義務」を課しています。近い将来、「70歳雇用(労働)義務」になることでしょう。
確かに、企業にとって少子化による労働者不足の解消、そしてシニアの豊富な知識・経験を生かせるというメリットもあります。その反面、人件費の増加や新陳代謝の鈍化もあります。
だけど、60代で無病息災の人はどれだけいるでしょうか。気力・体力充実という60代がどれだけいるでしょうか。病気を押して働いている人もかなり多いと思います。
実は私自身は、仕事が大好きなのでたぶん完全に引退するのはずっと先になると思うのですが、「生活費がないから、年金がないから働かないといけない」老後にはしたくないです。せめて老後だけは、お金の心配なく楽しく働きたいです。今の日本では、それが実現できているのはたったの2割なのです。
この半世紀の政治、つまり私たちの投票や無投票が今の日本社会を創ったのです。そして今の投票が近未来の日本社会を創るのです。若い皆さんは特に投票だけはしっかり考えて行いましょう。
posted by maruta at 19:40| Comment(0) | 日記