気ままにエッセイ 8
『借金経営と無借金経営』
私も顧客0人、自己資金50万、開業借金300万でちっちゃな事務所経営をスタートしましたが、その後運転資金兼生活資金300万を追加で借りて、結局無借金経営になったのが開業10年後でした。
経営には借金が必要だ、と思っている経営者も多いようですが、やはり経営の王道は「無借金経営」だと思います。(コロナ禍のようなことがなければ)
借金には主に二つの借金があって、自転車操業のための借金と積極的投資のための借金です。今抱えている借金がもし自転車操業のための借金なら、まずは「無借金経営」を目指しましょう。そのためには、緻密な経営戦略が必須です。
そして何よりも「借金経営(自転車操業)は経営の本来の姿ではない。」という経営者自身の意識です。
松下幸之助氏がとある講演で「どうしたらダム式経営ができるのか?」という会場からの問いに、ポツリとつぶやいた言葉「そんな方法は私も知りませんのや。知りませんけども、ダムをつくろうと思わなあきまへんなあ。」
それを聞いた若き日の稲盛和夫氏は、身体に電流が走るような大きな衝撃を受けて、なかば茫然と顔色を失っていたそうです。
「無借金経営にしようと思わなあきまへんなあ。」
posted by maruta at 18:52|
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日記