気ままにエッセイ 12
『37年前の上司と近年の上司』
またまた私の大卒営業マン1年目の話です。
営業部の業績が悪かった頃のA営業部長による部員十数人への説教が2時間以上続いた時、思わず私が部長に言ってしまった一言。
「部長、数字持ってきますから黙っとってください。」
私が客前から出て公衆電話から会社のB営業部長に報告電話をしたら、「おまえ、喫茶店におったろ?」と言われ、思わず私が部長に言った一言。
「部下を信じられない上司は、部下から信じてもらえません。」
そんなことあんなことありましたが、会社も仕事も好きでした。昔の上司は、「部下を育てよう。」という想いがありました。上司に余裕がありました。
近年は上司に余裕がないような気がします。自分の人生に精一杯で、なかなか人を育てようという気概を持てていないような気がします。
少子高齢化や非正規雇用の激増、失われた平成の30年間など日本社会の衰退が原因ではありますが・・・。
2時間以上説教した見た目「反社」のようなA営業部長も、私が入社した時こう言ってくれました。
「丸田、幸せにしてやるから努力しろ。努力なくして幸せにはなれんぞ。」と。そして、ビジネスマンの根源をしっかり叩き込んでもらいました。
posted by maruta at 13:40|
Comment(0)
|
日記